なぜ「伝えておくこと」が重要なのか
病気や事故など、突然の出来事はいつ起きるか分かりません。デジタル化が進んだ現代では、通帳や印鑑といった物理的なモノに加え、スマホの中の情報も重要になっています。スマホのロックがかかると、家族は利用サービスの所在を確認しにくくなることがあります。
残された家族が、手続きに迷わず、無駄な支払いを止め、大切な資産を受け取れるようにすること。情報の所在を事前に整理しておくことは、遺族への最大の配慮となります。
家族に伝えておくべき10のこと
もしもの時のために、最低限以下の10項目を整理し、家族に伝わるように準備しておきましょう。
1. スマホと主要アカウントの手続き先
なぜ必要か: 端末が開けない場合でも、メーカーや主要アカウントの公式手続き先を知っていれば、家族が相談を始められます。
残し方: 端末メーカー、主要アカウント、事前設定した遺産・無効化管理の仕組み、公式サポートへの案内を記録します。
2. メインのメールアドレスと管理方法
なぜ必要か: メールアドレスは、利用サービスの契約先を確認する手がかりになります。アカウント操作の可否は各サービスの規約と公式手続きに従います。
3. Google アカウント または Apple ID
なぜ必要か: スマホのバックアップデータや、写真、クラウド上のファイルにアクセスするために不可欠です。
4. ネット銀行の口座情報と相続窓口
なぜ必要か: 通帳がないため、存在を知らないと手続きを始めにくくなります。銀行名、口座番号、公式の相続窓口を整理しておきましょう。
5. ネット証券・投資信託のアカウント
なぜ必要か: 株や投資信託も相続の対象です。どの証券会社を利用しているか、口座番号や公式の相続窓口をリストアップします。
6. 生命保険・医療保険の契約情報
なぜ必要か: 死亡保険金を受け取るために必要です。保険会社名、証券番号、連絡先(担当者やカスタマーセンター)を整理しておきましょう。
7. クレジットカードの枚数と引き落とし口座
なぜ必要か: クレジットカードを速やかに止めることで、不要なサブスクリプションの課金をストップできます。何枚持っていて、どの口座に紐付いているかを伝えます。
8. 加入中のサブスクリプション一覧
なぜ必要か: NetflixやAmazon、スポーツジムなど、本人が亡くなっても課金が続くサービスです。サービス名と、どのカードで支払っているかをメモしておきます。
9. 重要書類の保管場所
なぜ必要か: 印鑑、通帳、不動産の権利書(登記識別情報)、年金手帳など、物理的に重要なものが家の中のどこにあるかを示します。
10. 緊急連絡先・専門家の連絡先
なぜ必要か: いざという時に連絡してほしい友人、かかりつけ医、あるいは顧問弁護士や税理士の連絡先があれば、残された家族のパニックを防げます。
情報の残し方:紙 vs デジタル
これら10項目の残し方には、主に紙とデジタルの2通りがあります。
紙のメモやエンディングノートは手軽ですが、パスワードを変更した際の更新忘れが起きやすく、空き巣による盗難や「生前に家族に見られてしまう」というプライバシー上のリスクがあります。
専用のデジタル終活アプリ「Kagimori」では、これらの情報を暗号化して整理し、開示条件が成立するまであんしん連絡先が記録内容を閲覧できないようにできます。外部サービスの手続きは、各社の公式窓口で行ってください。
まとめ
家族に伝えておくべき10のことは以下の通りです。
- スマホと主要アカウントの手続き先
- メインのメールアドレスと管理方法
- Google アカウント または Apple ID
- ネット銀行の口座情報と相続窓口
- ネット証券・投資信託のアカウント
- 生命保険・医療保険の契約情報
- クレジットカードの枚数と引き落とし口座
- 加入中のサブスクリプション一覧
- 重要書類の保管場所
- 緊急連絡先・専門家の連絡先
これら全てを一度に整理する必要はありません。「今日は主要サービスの一覧」「来週は銀行の相続窓口」と、少しずつ始めてみてください。
注意:Kagimoriは端末のロック解除、外部サービスへのログイン権限、相続・解約手続きを提供するものではありません。実際の手続きは、各社の公式窓口と利用規約に従ってください。
参照・更新について
端末・主要アカウント・金融機関の手続きは提供元ごとに異なります。この記事は2026年7月12日に見直しており、準備や手続きの前には公式情報を確認してください。