チェックリストの使い方
このチェックリストは、もしもの時(病気・事故・急逝など)に残された家族が必要とするデジタル情報を網羅したリストです。すべてを一度に整理する必要はありません。まずは「優先度の高い項目」から確認を始め、少しずつ情報を整理していきましょう。
デジタル終活の全体像を把握した上で、このチェックリストを活用することをお勧めします。
家族が最初に必要とするのは「利用している端末・主要アカウント」と「公式の手続き先」の手がかりです。まずこの2つを整理することが大切です。
① デジタル機器のロック情報
家族が最初に困るのが機器のロック解除です。必ず記録しておきましょう。
- □ スマートフォン・タブレット・パソコンのメーカーと機種
- □ 端末メーカーの公式サポート窓口
- □ 端末に設定した継承・無効化管理の仕組み
- □ 認証情報を残す場合の開示条件と保管方法
- □ 端末の保管場所(引き出し・金庫など)
② マスターアカウント(最重要)
Apple IDとGoogleアカウントは、スマホ内のデータやクラウドへのアクセスの鍵となる「マスターアカウント」です。これらのログイン情報があれば、他のサービスの情報も芋づる式に確認できます。
- □ Apple ID(メールアドレスと公式の手続き先)
- □ Googleアカウント(メールアドレスと公式の手続き先)
- □ 二段階認証の設定方式(SMS・認証アプリなど)
- □ メールアカウント(Gmail、Yahoo!メールなど)
③ 金融・決済関連
相続財産に関わる重要な情報です。ネット銀行・証券の伝え方も参考にしてください。
- □ ネット銀行の名前・口座番号・ログイン情報
- □ ネット証券の名前・口座番号・ログイン情報
- □ 暗号資産(仮想通貨)の保有有無・取引所名
- □ クレジットカードの会社名・カード番号(末尾4桁)・引き落とし口座
- □ PayPay・楽天ペイなどのスマホ決済アプリ
- □ Suica・PASMOなどの電子マネー
- □ ポイント残高が大きいサービス(楽天ポイント、Tポイントなど)
④ サブスクリプション・定期支払い
解約されないまま課金が続くリスクがあります。デジタル遺品として忘れやすい項目です。
- □ 動画配信サービス(Netflix、Hulu、Amazon Prime Videoなど)
- □ 音楽配信サービス(Spotify、Apple Musicなど)
- □ クラウドストレージ(iCloud、Google Driveなど)
- □ ゲーム・エンタメ系サブスク
- □ ニュース・情報系有料サービス
- □ 各サービスの解約方法・問い合わせ先URL
⑤ SNS・メール・クラウド
乗っ取り・なりすましを防ぐため、アカウントの存在と対処方法を伝えておきましょう。
- □ LINE(利用の有無とアカウント削除などの希望)
- □ X(旧Twitter)のアカウント名と対処の希望(削除・追悼アカウント化など)
- □ Instagram・Facebook・TikTokなど
- □ クラウドに保存している写真・動画の取り出し方
- □ 重要なファイルの保管場所(Google Drive、Dropboxなど)
⑥ その他の重要情報
- □ 加入している生命保険・医療保険の会社名・証券番号・問い合わせ先
- □ マイナンバーカードの保管場所
- □ 運転免許証・パスポートの保管場所
- □ かかりつけ医・持病・服用中の薬の情報
- □ 勤務先・取引先への連絡が必要な場合の担当者情報
- □ 遺言書・公正証書の有無と保管場所
整理した情報の安全な管理方法
このチェックリストの情報を整理したら、安全な方法で保管することが重要です。紙に書いて保管する場合は紛失・盗難のリスクがあります。Kagimoriでは、必要な情報を暗号化して整理し、開示条件が成立するまであんしん連絡先が記録内容を閲覧できないようにできます。
パスワードを家族に残す方法の比較を参考に、自分に合った方法を選んでください。
まとめ
デジタル情報の整理は、一度ですべてを終わらせる必要はありません。まず「主要アカウントと端末の公式手続き先」から始め、金融・サブスク・SNSと少しずつ範囲を広げていきましょう。Kagimoriでは、このチェックリストの情報をカテゴリ別に記録・管理する機能を提供しています。
注意:Kagimoriは端末のロック解除、外部サービスへのログイン権限、相続・解約手続きを提供するものではありません。実際の手続きは、各社の公式窓口と利用規約に従ってください。
参照・更新について
端末・主要アカウント・金融機関の手続きは提供元ごとに異なります。この記事は2026年7月12日に見直しており、準備や手続きの前には公式情報を確認してください。